JSとは?

当社のJSには三つの意味があります。
・常勝(常に成功し勝利)
・上昇(上昇志向で、常に最新の技術を取り入れ)
・Japan System:日本の未来をけん引する思いでシステム開発を支援
私は40年間にわたり製薬業界の製造、品質、物流、研究開発、設備、ERP、CSV、Data Integrity、グローバルプロジェクトに携わってきました。その経験から体系化したプロジェクト成功メソッドが
「JS(常勝)式プロジェクト・マネジメント」です。

このページが、皆様のプロジェクト成功に向けたヒントとなり、少しでもお役に立てれば幸いです。

※本ページでいう「常勝」とは、プロジェクト成功を保証するものではなく、成功の可能性を高めるために当社が実務経験に基づいて体系化した考え方・方法論を表しています。

なぜプロジェクトは失敗するのか

【よくある失敗】
・PMはいるが業務を理解していない
・業務部門とIT部門が対立している
・GMP要求を十分理解していない
・海外ベンダーとのコミュニケーション不足
・スコープが曖昧
・現場を知らずに設計している

【本当の原因】
多くの場合、プロジェクトは単一の専門知識不足で失敗するのではありません。業務・システム・法規制・設備・組織・コミュニケーションを十分に統合できないことが失敗要因となります。。

JS(常勝)式プロジェクト・マネジメントとは

JS(常勝)式プロジェクト・マネジメントとは、製薬業界における
・業務(少なくとも導入するシステムの業務対象範囲)
・システム(少なくとも導入するシステム。できれば関連するシステムも)
・法規制(CSVやData Integrityなど)
・設備/建物(少なくとも導入するシステムの対象範囲)
・英語力(海外製品のシステム導入では必須)
・プロジェクトマネジメント(PM)
を統合し、プロジェクトを成功へ導く実践的な方法論です。
個々の専門領域だけでなく、それらを横断的に理解し統合していく視点が重要と考えています。

システム導入の流れについて

急がば回れとよく言われますが、成功への一つの要因は、行うべきことを確実に実施することが成功への重要な要因と考えています。例えば、システムを導入する目的は、システムを導入することではなく、業務を改善・最適化することと位置づけ、現状をそのままシステム化するのではなく、業務改革の好機と捉え、業務を改善(良くする)した姿で、システムを導入することが大事かと思います。

【パッケージのシステム導入の例】
1)AS-IS:現状の業務の流れをしっかりと把握する工程
2)To-Be:現状から改善(良くする)し、将来の業務の流れを検討する工程
3)POC(Proof of Concept):改善された業務の流れに沿って、導入予定のパッケージシステムを利用して、可能な範囲で重要工程を構築して、試してみる
4)PTY(Prototype):改善された業務の全工程をパッケージシステムを利用して構築する
5)Test:構築された機能/工程をテストする
6)移行:テスト環境から、本番環境にプログラム、設定やマスター等を移行して、本稼働の準備を行う。

特に、1)AS-IS、2)To-Be及び3)POCをしっかりと行うことによって、システム導入の成果や定着度に大きな差が生まれると考えています。

プロジェクト推進への真のCSV活用について

CSV(Computerized System Validation)とは、システム導入時に作成する文書とお考えの方もおられると思います。しかしながら、本当に、CSVの本義を活用するなら、プロジェクトを成功に導く強力なメソッドとして、以下のように活用できると考えています。
<CSV利用のメリットの例>
・ビジネスの理解:プロセスをシステム化する過程で、ビジネスの理解が進み、業務・品質改善につなげられる、理解者が増えるなど
・プロジェクトの遅延を最小化:プロジェクトの工程や承認後でないと次にいけないなどのルールを明確にし、手戻りを削減可能
・失敗のリスク低減:各開発プロセスを確実に進めることで成功する確率が高まる
・当初からのユーザーの巻き込み:システム担当者のみで検討して稼働し、その後、課題が多発するということを回避可能
・全リソースのスケジュールの調和:稼働までの全体像が見える化されるので、いつ、どのような、リソースが必要が予定が立てやすい
・プロジェクトの進捗をコントロール:上記のような進め方をすることで、手戻り少なく、全員が共通認識してプロジェクトを進められる
・顧客満足の達成:当初からユーザーを巻き込むことで、システム構築者と利用者の認識の乖離を防ぎ、満足度向上につなげることが可能
・常なるコンプライアンスの改善:ユーザー要求が整理され承認されてから開発に進む、テスト合格して適応するなど、CSVルールの適用
・プロジェクト成功への貢献:CSVを活用したプロジェクト推進により、手戻りやリソース不足、スケジュール遅延等の発生リスクを低減できる

その為、プロジェクト・マネージメントの観点と同様に、CSV担当者のスキルも非常に重要な要素と思います。
下記に、CSV担当者のスキルレベルについて、私の案を例としてお示しします。


今後に向けて

私はこれまで、製造、品質、物流、研究開発、設備、ERP、CSV、Data Integrity、そしてグローバルプロジェクトに携わってきました。
その中で感じることは、プロジェクト成功のためには、ベンダーへの丸投げを避け、「自ら理解しようとする姿勢」と「当事者意識」が重要であるということです。
もちろん、ベンダーやコンサルタントの支援は非常に有効です。しかし、その支援を最大限に活用するためには、自ら考え、理解し、判断する姿勢が欠かせません。ベンダーは全てを代行する存在ではなく、専門性やリソースを補完し合うパートナーとして協働することが重要だと考えています。

また、プロジェクト成功の鍵は、特別な手法や最新のシステムだけではありません。目的を共有し、人と組織が同じ方向を向いて進むことも重要な要素です。そのためには、特定の担当者だけで検討するのではなく、多くの関係者と情報共有を行い、幅広い意見を取り入れることが必要です。特に反対意見や懸念事項を早い段階で把握し、議論することが、後々の大きな問題を未然に防ぐことにつながります。

JS(常勝)式プロジェクト・マネジメントは、業務、システム、法規制、設備、英語力、そしてプロジェクトマネジメントを統合的に捉え、プロジェクト成功の可能性を高めるための実践的なアプローチです。

本ページでは、その考え方の一部をご紹介しましたが、実際にはより多くの成功要因や注意点があります。今後も、プロジェクト推進に役立つ考え方や実践的なノウハウについて、順次ご紹介していきたいと思います。
本ページの内容が、皆様のプロジェクト推進や課題解決の一助となれば幸いです。